いやはや、今日は私は間違えた。
朝から仕事の打ち合わせで電車に乗る事になったので、めずらしく朝からキオスクでジャンプを買ったのです。
いやいや、弦一郎のせいで朝っぱらから既に激しい燃えと達成感を感じてしまい、仕事をする前に
「さあ、もう帰って焼肉で一杯やりたい。おめでとう、弦一郎!」
みたいな気分になってしまった。
しかも多分、電車の中で相当にやけていただろう。
でもそんなOLさんは、今日の日本に10万人くらいいるに違いない。
それくらいの激しさだった。今回の弦一郎と手塚は。
しかし、なぜ三年ほど前の手塚はJrトーナメント終了後に現れたのだろう、ご飯食べるの遅かったからかな?
越前といい部長といい、遅れて現れるのが伝統ですね。
とにかく、今回の弦一郎のビックバン的威力に、私はなすすべなかったわけです。
そしてそんな「もう帰りたい」と思うくらいの激しさを抱えたまま、打ち合わせに。
打ち合わせといっても、ツレのオフィスなんですが。
尚、そこのオフィスのミーティングテーブル近くの書庫には、なぜか「ガラスの仮面」だとかおそらく同時代のものすごく古そうな少女漫画がずらりと並んでいるのです。
そこは漫画とかそういうものとはまったく無縁な感じのオカタイ人ばかりなので、私はそれが以前から疑問で、今回初めてツレに
「ところで、あの漫画は一体ナニ……」
と尋ねてみました。すると、彼女が入職する前のボスが「児童および青年の心理を伺い知る一端として、我々も流行りの漫画を見た方が良いだろう」と研究費で買って置いてたらしいのです。
活用されたかどうかは知りませんが。
しかし、ガラスの仮面て……。
「いやー、今の時代はこんな感じだよ」
と、私は朝買ってきたジャンプを見せてあげました。
彼女はジャガーさんが気に入ったようなので、是非、単行本を全巻そろえてオフィス置いてくれと言うと、善処すると言ってくれました。でも多分、実現しないだろうと思います。
尚、今日の私はバッグとか持ってなくて、チャチな書類ケースに資料やモバイルやなんかを入れて、財布とかケータイはポケットに、というチンピラニートスタイル。
朝買ったジャンプ、弦一郎が載っている号を駅で捨てる事が出来るわけもなく、結構気まずい感じで一日手に握り締めたまますごしたのでした。
車じゃない移動中にジャンプを買う場合、ジャンプの入る鞄を持ってないといけないな、と今更ながら学んだ今日なのでした。