ひでちよ日記 テニプリエロバトン学校行事編(謙也) 忍者ブログ
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 本日二回目のバトンタイムだぜ、ベイベ〜。
雨降りの今日はもえの日とする。

■学校行事編
1:「“もう我慢できひん”って?どないして欲しいんや?」修学旅行であなたの部屋に忍び込んできておいて焦らす謙也。
2:「そ…そんなに締め付けるな。後ろからの方が感じるのか?」文化祭で使われていない教室で外の人影にもお構いなしな真田。
3:「君が学ランを着るなんて知らなかったよ。しかも、他の男の学ランなんて…今すぐその匂いを消してあげる」体育祭で学ランを着て応援団員を務めたあなたにお仕置きする不二周助。
4:「気にせず続けろよ」合唱コンクールの伴奏を務めるあなたがピアノを練習していたら、後ろからちょっかい出してくる日吉。

2→「弦一郎のくせに、生意気な!」としか思えないんですが(笑)。何か一服盛られたのかい、弦一郎?? 実は一生懸命、という設定だともえる!!
そして、不二、日吉、おおお〜鉄板……!
謙也は、これもまた「謙也のくせに、生意気な!」という失笑感がありつつも、その生意気感があまりにもえもえなので、今回は謙也をチョイスゥウ!
つづきから!




「なんや、やっぱりサボりやったんかい」
修学旅行の二日目、この日は山門をかなり登るらしいと聞いた私は、生理痛ですなんてウソついて宿の部屋でDSをやっていた。そんな私の部屋にぶらりと現れたのは、忍足謙也。
「ん? 自分こそ」
私は笑いながらDSを閉じる。
謙也はポリポリと頭をかきながら、私の隣に腰を下ろした。
「みんなでたらったら歩くん、性にあわんわ」
謙也らしいなと、つい声を上げて笑った。
「自分、セーリツーです、なんて明らかにウソやろ。夕べフツーにみんなと風呂入ってたやん」
謙也ってば、何をしっかりチェックしてんだ。
「山登るん、だるいもん。うちはええとして、今日、謙也サボっとったら同じグループになった女子ががっかりするんちゃうん? 謙也『俺と同じグループになるん、競争率高いで』って、自慢げに言うてたやん」
謙也はモテる。
けど、きっと、彼が自分でイメージしてる自分のモテ像と、実際のそれはちょっと違うんだよね。
謙也は、確かにかっこいいけど、かわいいの。
明らかに隠しきれないモテたいアピールに、ストレートな性格の良さ。
女子たちには、そういうかわいさが、実はアピールしてる。
でも謙也自身は「クールでかっこいい俺様」って思ってるんだよね。
そのギャップがまたかわいい。
私がくすくす笑ってると、謙也はむっとした顔をする。
「自分、いつも俺をちょいバカにしとるやろ。男と思てへんやろ」
「ええ? 別にバカになんかしてへんやん。謙也はかっこええやん。めっさモテてるやん」
きっと、かわいい、なんて言うとすねるからね、口には出さない。
「……だから、なんでそないガキ扱いすんねん」
謙也は片膝をたてて、ちょっと私の事を睨む。
あらら。
かわいいって思ってるの、口にした事なくても伝わっちゃったのかな。
「してへんって」
こういうとこが、やっぱりかわいいって思われちゃうんじゃないねー、謙也は。
そう思いながらくすくす笑うと、窓から私たちの方に差し込んでいたはずの光が遮られる。
遮ったのは私の顔のすぐ前の謙也の体。
「言うとくけど、俺、こういうことかてできるんやで」
謙也は低い声でそう言うと、いきなり私の唇に彼のそれを押し付ける。
あらら。
そのまま私を部屋の畳に仰向けにして、上から睨みつけた。
何か言うのかな、と思っていると、もう一度キス。
さっきより落ち着いてる。さっきのは本当に「押し付けてくっつけた」ってだけだったけど、今度は私の下唇をそっと口に含み、舌でなぞった。しばらくそれを続けて、一瞬離れると、次は私の唇を舌先で開き、そのまま侵入してくる。
あらら。
謙也、どないしたん。
そう言いたいけど、唇は塞がれたままでそんな一言が出ない。
謙也の両手は畳について自分の体を支えるだけで、キスだけに一生懸命。
上手い、かどうかは別として、彼の舌と唇は、気持ちがよかった。
「……はぁ……っ」
唇を離し、大きく息をついた彼は少し難しい顔をして深呼吸をした後、私の片足を立てて膝の裏を撫でる。スカートは思い切りまくれあがった。
顔が近づいたと思ったら、今度は私の耳のあたりに顔を埋め、首筋や耳、鎖骨に唇をはわせる。
謙也の息づかいが、やけに部屋に響いた。
「……謙也、どないしたん?」
さっきから言おうと思っていた言葉を口にして、私は少し驚いた。
自分の声が、少し震えている。熱があるみたいに。
「……そっちこそ、どないなん? え?」
こんな時だというのに、私はちょっと笑ってしまいそうになる。
謙也、どうしてそんなに得意げ。一生懸命なくせに。
そういとこが、かわいいって言われちゃうんだよ、謙也。
けど、そんなことを言うと、こいつ、きっと拗ねてしまう。
なんて返事したらいいだろう。
「……ん……もう我慢できひん……」
あながち作っているわけでもない一言を、そっとささやく。
そうすると、謙也の両の目は熱く輝いた。
「“もう我慢できひん”って? どないして欲しいんや?」
浪速のスピードスター、焦らしなんて、本当は得意じゃないくせに。
くくくと笑ってしまいそうになる顔を見られまいと、私はぎゅっと謙也の胸に顔を埋める。
さあ、どんなことをしてもらおうか。
スピードスターはイラチだ。
多分、私のお願いごとは、あっというまに叶うだろう。



これが私のスピードスター。
謙也は可愛い男の子イメージなの。

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