定期的な海堂ブームがやってきて、海堂モノを書く。
テニスは、読むたび、なんとまあ沢山のキャラが出てきてて、そして世の女子は、なんとまあそれぞれにいろいろなキャラに萌えてるのだろう、おお、この多様性!
といつも感心する。
そして、自分はどう読んでも、海堂と乾が最萌えなわけだが。
たまには他のキャラにも萌えてみるか、と思っても、いつもメガネとバンダナばかり見てしまうのである。
しかし、テニスのキャラの立てっぷりとサービス精神には、まったく恐れ入る。
私はベタ好きなんで、これまたあのストレートなベタっぷりが、当初は戸惑ったけれど今ではもう安心して見てられる。ああいう安心できるベタっぷりのマンガは、最近少ないように思うので、まだまだ楽しみだなあと本当に思う。
しかし今までの全巻通して一番感心したのは、竜崎顧問のビーチでの水着姿である。
あの、もんのすごいリアルな50代女子の体型!
スポーツジムで見る、50代女子をそのままスケッチしてきたかと思うほどのリアルさ!
実際には、竜崎先生はスポーツマンだからもっと締まっててても良いはずではあるが、あの場であのリアルな50代女子のスタイルは本当によかった。
ああいう細部細部にヤラれる。
テニスは、連載当初が好きという人も多いけど、あの芸風を理解しつつ読める後半(つか、今ね)の方が私は楽しめるなーと思ってます。
すごくどうでもいいことなんだけど、「ジュピター」に何気なく出した「スラッシュメタルバンド」、ふと今考えると、なんだかおかしくなってしまった。
多分、そのバンドはこんなふう。
バンマスは今年32歳になる地元大手酒屋の店長(アゴ、割れてる。ヒゲ濃い目)。11歳になる息子が一人と、5歳の娘が一人。
スラッシュ一筋で、「ヘビメタでしょ」なんて言われると激怒。
パートはギター。ビールケース運びで鍛えたぶっとい腕で弾きまくる弾きまくる。
ベースは地元土建屋の二代目、28歳独身(甘いマスク)。
おくればせながらのスラッシュデビューで、このバンドでようやくスラッシュ仲間に出会える。
スラッシャーになってから、オレンジレンジファンの彼女にふられた。しかし後悔していない。
ボーカルは地元中学校数学教師の28歳独身(普段は銀ブチメガネ、オールバック)。当然職場ではスラッシャーであることを隠している。仕事仲間と行くカラオケでは、心で泣きながらもボン・ジョヴィなどを歌ってごまかす。帰宅後、そのストレスのため、部屋で一人シャウトしては近所から苦情が出る。
ドラムはバンドでは一番後ろ側になるので、メンバー全員ドラムはできるのだが誰もやりたがらない。
いつもはヘルプを頼んでるのだが、彼に「グッさん(バンマス山口の事)、俺も自分のバンドあるし、キツいっすよー」と言われ、ドラマーを探している。
しかしいまどきスラッシュメタルなど、暑苦しくてモテないため、まったくメンバーがつかまらない。
きっと、こんなバンドに違いない。すいません、いにしえのスラッシュて、こんなイメージで(笑)。